自動車保険のロードサービスとJAFの違い!メリットとデメリットを知っておこう!

地方生活者の大事な足となるクルマですが機械とはどんなに点検したりメンテナンスしていても突然、調子が悪くなったりすることがあります。そんな時に頼りになるのがロードサービスです、
各自動車保険会社では契約者の囲い込みのために保険料の差だけでは無くて様々な付帯サービスを展開して差別化を狙っています。ただし保険に付帯しているロードサービスだけではカバーできないこともあるので併せてJAFへも加入しておくとクルマのトラブルに関しては安心ですよ。

今回はロードサービス業界最古参のJAF(日本自動車連盟)について紹介します。JAFとは1963年に事業を開始した自動車ユーザーに対する様々なサービスをおこなう一般社団法人です。会員制で事業の一部としてロードサービス(故障時の救援サービス)を提供していて2016年3月末時点で会員数は1,846万人が加盟しています。2005年からは二輪のロードサービスも開始していて会員であればもちろん原付スクーターでもサービスを受けることができます。

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自動車保険のロードサービスとJAFの違い

大きな違いは自動車保険のロードサービスは「クルマにかける」サービスですが、JAFは「人にかける」サービスです。具体的に説明しますと保険をかけている自分のクルマでトラブルに遭遇した場合は特に差は出ないですが、友人の車を運転している時や運転していなくても同乗している時にトラブルに合った場合はJAFへ依頼することができます。もちろんレンタカーや会社の車を運転している時でも利用することができます。

サービス内容の大きな違いは自動車保険会社のロードサービスが対応していない
雪道・ぬかるみ等からの引き上げ(一部の保険会社は対応)
パンクの応急修理
タイヤチェーンの脱着
自然災害に起因した事故・故障(保険会社は地震・津波・噴火によるロードサービス出動は特約をつけない限り対象外)
についての作業もJAF会員なら無料で出動してもらえます。

田舎暮らしではお世話になるスタック

スタッドレスタイヤを付けていて慣れていてもドカ雪でスタックすることは雪国ではありますよね。また、最近気候の変化なのでしょうか東南アジアのような局地的なゲリラ豪雨による、田舎の未舗装道路での「ぬかるみ」が原因のスタック経験は地方在住者の中には「あるある」と思う人も結構いるのではないですか?この二つは「事故」でも「故障」でもなくて路面状況によってタイヤが空転しているだけなので意外と多くの保険会社のロードサービスでは対象外となり有料での出動となります。近所の知り合いに頼めばトラクターで引っ張ってもらい脱出できるでしょうが、まだ輪に入れていない場合はJAF会員で良かったと思うことがきっとあります。

パンクの現場修理はメリット大

パンクについては最近は新車の状態でスペアタイヤを搭載していない車もあります。これは、最近のタイヤは技術の進歩で昔のタイヤと比較するとパンクはしにくくなっています。そこで各メーカーは燃費を良くするために少しでも車両重量を軽量化したいのでスペアタイヤの代わりに「修理キット」を載せている車種もあります。

パンク修理キットの落とし穴

一つめは、適応できる修理はトレッド面(タイヤが地面と接している部分)にクギなどが刺さって空気が抜けた場合のみです。また、通常はそれも一カ所のみで複数のクギが刺さった場合は修理はできないと思ってください。また、サイドウォール(タイヤの側面)に穴があったり、イタズラで刃物などで受けた損傷は修理できません。
二つめは仮に復旧できたとして「修理キット」の薬剤の種類によってはディラーや修理工場、カー用品店までたどり着いても新しいタイヤを買って組み換えをしなければならない場合もあります。最近の薬剤はタイヤをホイールから外してタイヤの内側を洗浄すれば通常のパンク修理ができるタイプもありますが、以前のタイプが搭載されている場合は修理ができないのでタイヤを交換してもらうしか方法はありません。更に価格が高い車の場合は空気圧センサーがあるのですがこいつも使えなくなってしまう場合があります。高級車に乗っている方はお財布に余裕があるので問題無いと思いますが、センサーだけで30,000円近くします。新しいタイヤに交換してセンサーも換えて、タイヤに充填して無くなったパンク修理キットの薬剤も買うと50,000円は超えるのではないでしょうか?薬剤を注入しないで空気だけ入れることができるタイプの「修理キット」であればスロー走行して空気を補充しつつ修理工場まで行ったほうがいいかも知れないですね。
どう対応すればいいか判断できない時は何もせずに安全な場所に停めてロードサービスへ電話して運んでもらうことをすすめます。特に右側のタイヤは作業するにも道路側になるので素人にはとても危険ですので注意してください。こんな場合でもJAFであれば修理できるパンクであれば現場で治してもらえるので頼りになりますよ。

ランフラットタイヤは要注意

もう一つのパターンとしては「ランフラットタイヤ」という種類のタイヤが装着されている車種もあります。これはどんなタイヤかと言うとサイドウォールの構造が通常のタイヤより補強されていて空気が無い状態でも車の重量を支えて100キロ程度は走れるようなタイヤです。今後改良はされていくでしょうが基本はサイドウォールは乗り心地に重要な影響があるので、ここを強化しているタイヤなので通常のタイヤと比較すると乗り心地は悪化する傾向はあります。また、空気無しでタイヤのみで車の重量を支えて走行するのでタイヤ内部への負担はかなり大きく、空気が無い状態で走行した後は修理はまずできないと考えておいてください。
自分のクルマにスペアタイヤの搭載有無については時間がある時に是非確認しておいてください。また、せっかく載っていてもスペアタイヤの空気圧が不足していたりサイドウォールがひび割れしていたら使えないので点検もお忘れなく。自分でタイヤ交換できる人ならヤフオクなどで買って積んでおくのもありだと思いますよ。

レッカー車に同乗できる

これはサービスでは無いですが意外と知られていないことですが、もし現場作業で復旧できないとなった場合は保険会社のロードサービスでもJAFでも修理工場などに車を搬送することになりますが、保険会社のロードサービスだと車しか運んでもらえません。つまりトラブル発生場所にポツンと置いていかれます。JAFであれば2名までなら修理工場までレッカー車の助手席に乗せてもらえます。私も1度乗せてもらいましたがとても助かりましたよ。
保険会社ではその代わりに特約があればレンタカーを手配してくれたり、帰宅費用支援サービス(タクシー代など領収書をもらえば一定の範囲で後日返金してもらえる)、修理後に車を自宅まで届けてくれるサービスなどはあります。しかしタイヤさえ交換すれば走れる状態なら、修理工場まで乗せてもらって作業を待って自分の車で帰る方が楽ですよね。いくら無料でもレンタカー借りたり返したり、修理後に自宅にクルマを納車してくれても立ち会いしなければならないなど手間はあります。

JAFが苦手なこと

様々なJAFのメリットを紹介しましたが万能ではありません。もちろん苦手な部分もありますので、後でガッカリしないように良く理解しておいてください。

長距離搬送

長距離の搬送は保険会社のロードサービスと比較するとJAFは割高になります。会員の場合は15キロまでは無料ですがこれを超えると1キロあたり720円の料金が発生します。また、JAFの場合は出動する作業車がレッカー車が多いため構造上も長距離搬送には適してません。なぜなら牽引するために後か前を吊って走るのですが車両重量が地面に接している二輪に集中するため、この状態で長距離走行すると最悪の場合はボディにひずみが生じる恐れがあります。搬送が長距離(目安として50キロ以上)であれば保険会社のロードサービスを依頼して積載車(車を完全にトラックに積んでしまうタイプ)で運んでもらうのがいいでしょう。JAFにも積載車はありますが数が少ないことと長距離だと会員でも100キロ運ぶとなると85キロ×720円=61,200円の料金になるのでこれは保険会社のロードサービスがいいでしょう。

対象外の車両

車両重量が3,000キロ以下、かつ最大積載量2,000キロ以下の自動車(二輪含む)、原動機付自転車が対象となります。一般的には2トン車までとなりますので軽自動車や普通の1BOX車などはJAFで対応してもらえます。この二つの重量については車検証を見れば判りますので対象外の車両に乗る場合は保険会社のロードサービスが対応できるのか確認してください。

JAFの年会費をお得にする方法

JAFと保険会社のロードサービスのイイとこ取りをするのがベストな方法です。ではJAF会員になる費用はいくらぐらいでしょうか?入会金が2,000円で年会費は4,000円だけです。思ったより安いと思いませんか?まずはクレジットカードでオンライン入会すれば入会金は1,500円になります。
知らない人が多いと思うけど観光施設の入場料にJAF割引が結構あります。私はこの特典をフル活用しているので年会費の4,000円を超える割引を毎年受けてますよ。優待が効く施設は全国で43,000ヶ所以上ありますが例えばロイヤルホスト。JAF会員だと会計時に会員証を提示すれば10%割引になります。商品は全く違う分野ですが紳士服の「コナカ」でも会員証の提示でやはり10%割引が適用されます。洋服つながりだと「白洋舎」のドライクリーニングも10%引きになります。カラオケの「ビッグエコー」では室料が30%引きになったりと観光施設の入場料以外に日常生活でも大いにメリットがあるので割引特典を活用すれば年会費4,000円はすぐに回収できますよ。

JAF会員のメリットまとめ

どうですか?自動車を持っていても持ってなくても運転する機会が年に1回でもあるならJAFの会員になっていると精神的なゆとりが持てます。また、「オレの自動車保険はロードサービスが付いているから年会費4,000円は無駄だよ」と思っている人も今一度、保険会社から送られてきたロードサービスのしおりを読んで「補償できるケース」「補償できないケース」を確認してみてください。月額じゃ無いですよ!!年会費が4,000円ですよ!!通販のCMではないですが1ヵ月あたりわずか333円でこれだけの補償ならメチャコスパいいと思います。
ちなみに非会員でもJAFは出動して助けてはくれますが、最も多いバッテリー上がりの出動料金は昼間(08:00~20:00)で一般道の場合、基本出動料金(8,230円)+作業料金(4,650円)の合計12,880円です。もちろんJAF会員なら無料で0円です。その場でJAFへ入会することは出来ますが会員料金は次回のトラブルから適用となります。会員でも非会員でもバッテリー交換の場合のバッテリー代金は実費です。

出先で不意のトラブルの時にとっても頼りになるロードサービスですが、タイヤやバッテリーなどはほとんどの場合は事前に防げますのでストレスフリーの地方生活を送るには日頃の点検はお忘れなく。

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【参考資料】JAF提携保険会社のロードサービス比較表

 けん引・搬送バッテリー上がりパンク応急修理チェーンの脱着スタックからの引き上げ自然災害に起因した事故・故障
あいおいニッセイ同和損保30万円まで基本年1回×××△※4
+JAFにも加入30万円まで回数制限なし
AIU保険会社100キロまで対象××△※2△※4
+JAFにも加入115キロまで対象
共栄火災海上保険15万円まで対象△※1×△※4
+JAFにも加入最寄修理工場まで対象
JA共済30キロまで対象×××△※4
+JAFにも加入45キロまで対象
セゾン自動車火災保険15万円まで対象××△※4
+JAFにも加入最寄修理工場まで対象
全国自動車共済協同組合連合会15万円まで基本年3回△※1×△※2△※4
+JAFにも加入15万円まで回数制限なし
損害保険ジャパン日本興亜15万円まで対象×××△※4
+JAFにも加入15万円まで対象
東京海上日動火災保険15万円まで対象×××△※4
+JAFにも加入15万円まで対象
日新火災海上保険100キロまで基本年2回××○※3△※4
+JAFにも加入100キロまで回数制限なし
富士火災海上保険30万円まで基本年1回×××△※4
+JAFにも加入30万円まで回数制限なし
三井住友海上火災保険30万円まで基本年1回△※1××△※4
+JAFにも加入30万円まで回数制限なし

JAFと提携している保険会社に加入している場合は直接JAFへ依頼せずに事前に保険会社へ連絡しないとサービスを受けられない場合があるので注意して下さい。
代表的な例として記載してますので詳細については保険の始期などによりサービス内容が違う場合がありますので契約された代理店、保険会社にサービス内容は確認してください。
※1 備え付け修理キットによる応急修理
※2 雪道でチェーン、スタッドレスタイヤ装着時のスタックのみ対象
※3 道路上・駐車場のみ
※4 地震、噴火、津波は対象外

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