地方移住に失敗しない

地方移住のスタイルが固まったら具体的に住む場所を確保しなければならないですが、ある地方都市を視察して不動産屋を訪問した時にこんなエピソードがありましたのでご紹介します。

賃貸マンションを数件内覧していざ申し込みとなりました。入居審査にあたり「県内に住んでいる保証人を立てて」下さいと普通に言われて耳を疑いました。これから移住しようとしているので知人がまずいません。もちろん保証人になっていただける立派な方は首都圏にはおりますが、そちらの県内にはいないと伝えると、それではなぜ○○に引っ越すのですか?と逆に不審に思われる始末です。

オーナーの人柄にもよると思いますが閉鎖的・保守的な考え方が地域によっては多いのも事実だなぁと実感しました。決して東京が開放的だとは私は思いませんが・・・

オーナーさんの気持ちも理解はできますが、よそから来た者は信用できないと真っ向から否定された気分になりました。それとも私の社会的信用度が低いのかはっきりとした理由は不明でした。家賃保証会社を利用できる物件もあると不動産屋の営業さんは熱心に他の物件も勧めてはくれましたが、ここは焦らずに冷静に気持ちを落ち着けて一旦お断りをし観光をして帰りました。

この地域は、今までに出張や観光で何度か訪れていてとても良いイメージを持っていたので私の移住先として真っ先に思いついた地域でありました。もちろん、この地域の方の皆様が閉鎖的な考え方であるとは思っていないですが、私の人格も否定されたようでショックは大きかったですね。しかし、受け入れる側の気持ちも考えなければならないのは当然であり自分の移住に対する目的を整理するためにはいい旅行となりました。

特に農業を目指す方は地主さんとのお付き合いをいかに円滑にできるかによって将来が決まってしまうと思います。ようやく軌道に乗ってきたら農地を返せとか言われても困りますよね。今は様々な行政の移住支援もあるので移住の目的を達成できそうな地域があるか事前に調べてみるのも一考です。

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地域の天候は十分なリサーチが必要

また、検討されている地域の天候については、十分な下見とあなたの耐性が必要だと思います。例えば、夏の北海道といえば気持ちのいいイメージがありますが、その前には長い冬があります。

北海道や標高が高い山間部においては夏は首都圏と比較すればエアコンを利用する頻度は遥かに少なく快適に過ごせます。扇風機で十分と感じる方もいらっしゃるでしょう。当然ですが冬になると雪が積もり外にでれば厳しい寒さが待っています。ある程度の賃貸マンションであれば、窓は二重サッシで部屋には大型の灯油のファンヒーターが設置されていてパイプで灯油は給油されるので配達や購入の心配は不要ですが、古い戸建や旧式の設備だと水道管の凍結、屋根の雪下ろしにも注意が必要です。

札幌市内の中心部は歩道や車庫への誘導路にロードヒーティングを使って雪が積もらないようになっていたり、大通りの地下街は各ビルに地上へ出ずにアクセスでき快適にショッピングもできますが、少し離れると時期によっては除雪も間に合わず歩行するのも慣れが必要です。

車も当然スタッドレスタイヤですが雪道の運転に慣れていない・自信が無いのであれば要注意です。せっかくゆったりとした暮らしを思い描いて移住したのに人身事故でも起こしてしまったら最悪は人生設計も狂ってしまいます。冬期の公共交通機関についても運行状況等十分な下見と情報収集が必須となります。

メリットとデメリット・我慢できることと我慢できないこと

閉鎖的だとか厳しい気候とかデメリットを書きましたが、メリットとデメリットは物事を見る立場によって逆転します。

つまり雪が多いというデメリットはスノボが好きにはメリットですよね。地方=不便についてもゴルフ好き・釣り好きにはメリットだと思いますよ。三大都市圏の近郊よりプレイ料金は安いし、道は空いているので移動は快適に出来ます。可処分所得と可処分時間は間違いなく増えます。釣り場だって一時間も走ればたくさんありますよ。高速道路などまず使わないので高速代も不要です。地方というデメリットはメリットになります。

三大都市圏で現状維持のために頑張るのも選択肢ですが、このようにちょっとした考え方を変えるだけでも人生という一度しか無い旅をもっと楽しむことができますよ。例えば我慢できること、我慢できないことを紙に書き出してみたらいかがでしょう。そうすることによって移住地を考えるときにイメージが徐々に固まってくると思います。立ち止まって考える余裕もない今の生活に違和感を覚えたら、あとは少しの行動力があれば自分らしさを手に入れることはできます。

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