満員電車で通勤する都会の生活に疲れて、「あ~どこか地方で豊かな自然に囲まれてゆったりとした生活をしたいなぁ~」なんて地方移住に憧れる時は良くあると思います。しかし、脅かすわけでは無いですが安易には考えないでくださいよ。イメージと現実が違うことって普段でも良くありますよね。
お金があれば全て解決できますが、このブログを読んで頂いている方は「金が全てだとは思っていない」と思います。できれば、好きな場所で好きなことをしてストレス無く自由に生きたいと考えていると思います。都会では見れなかった美しい風景、ほんわかした人との出会い、素材の新鮮さによる安くて旨い食べ物などをきっと体感できます。
ここでは、移住を実現する前にどうしても気になる「地方移住とお金」について考えてみました。
まずは自己分析してみよう
どんなスキルを持っているのか?
少しぐらい不便でも家賃が安いなら我慢できるのか?
暑いのは耐えられるけど厳しい寒さに耐えられるのか?
不便なことは割り切って、逆に不便を楽しむことができる性格なのか?
それぞれ絶対に譲れない条件ってあると思います。自分のウィークポイントは何か?得意なことは何か?どんな耐性を持っているのか?具体的に紙に箇条書きにして頭を整理することをすすめます。ぼんやりとイメージしていた、あなたの移住がだんだん具体的になってくると思います。
移住後の収入が心配
具体的になると、「仕事=収入」はどうしよう?って考えますよね。
転勤や単身赴任なら勤めている会社に所属している身分には変更ないですから、あくまでも「引越し」であって生活の基盤となる収入源は今までと同じなので何も心配しなくて済みます。ところが、移住となるとここで悩んでしまう人も結構たくさんいますよね。
移住はしたいけど仕事はどうしよう?どうやって知らない土地で収入を得て生活できるのだろう?
年金生活者でない限りなんらかの方法でお金を稼ぐ必要があります。スキルがあって現在フリーである程度自力で稼げる方やネット環境があれば仕事ができる人は何の心配も無いでしょうが、現在、会社へ通勤する方法で生活費を稼いでいて移住後も会社や工場などに勤めて収入を得ようとするにはどうすればいいでしょうか?
求人情報を収集してみる
実は、そんなに心配しなくても大丈夫です。
正直なところ待遇面を考えると三大都市圏と同じ条件では地方で仕事を得ることは難しいです。いざとなったら、なんでも挑戦してみるというチャレンジ精神がある人なら素質があります。新しい土地でコネも無く仕事に就けるか不安、移住前に仕事・収入が決まってないと不安という人は移住はできないのでしょうか?あきらめるしかないのでしょうか?
大丈夫、心配しなくても、ある程度の規模の地方都市であれば求人情報はありますので派遣会社やハローワークのサイトを一度調べてみましょう。エンジニアや看護師さんなどの資格を持っている方は当然有利です。また、首都圏にお住まいであれば東京のハローワーク品川では地方就職・農林漁業への就職支援コーナーで情報提供やアドバイスなどもおこなっています。今まで勤めていた株式会社○○というバックは無くなって次の会社へ転職できても一からスタートとなりますが、仕事よりもライフスタイルを重視するのであれば全く問題ないでしょう。東京に比べれば通勤ストレスだけでもはるかに少ないと思いますよ。
首都圏などでは地方自治体が主催するものから、各種団体・民間の企業主催のものまでU・Iターンの就職フェアなど地方での就職支援イベントも数多く開催されています。企業の合同説明会やU・Iターンの先輩からリアルな体験談などが聞けたりするので、移住希望地域の情報はこまめにチェックして積極的にイベントに参加して相談したり情報を集めてみましょう。
マルチワーカーで切り抜けろ
また、スポットの仕事になりますが都会ではなかなか体験することが出来ない地方ならではの仕事として作物の収穫の手伝いも良く求人情報を目にしますよ。一つの会社、一つの仕事にこだわる理由が私には理解できないですが、マルチワーク(副業)で必要な金額を稼ぐという考え方をすすめます。
私が地方移住とか考える前のことですが、北海道の知人と話をした時にこんなことを言ってました。
「冬は雪で仕事が少ないからヒマだけど収入が少ない」
当時は、なるほど地域によっては季節でかなり収入に影響があるんだなぁーぐらいしか思いませんでした。彼は塗装職人さんだったのですが、今考えれば良く判ります。
農業であれば収穫時期が最も人手が必要となります。漁業であれば海がシケの時は船を出さないでしょう。観光業も季節によってバラツキがありますよね。積雪地帯であれば冬はスキー場関係や除雪作業が忙しくなるし、観光地であれば夏は宿泊業が人手不足になるでしょう。
春夏秋冬、季節に合わせて違う仕事を組み合わせ1年乗り切るという方法もあります。知り合う人の人数も結果として増えるので、口コミで新しい話も紹介してもらえるチャンスの数も増えますよ。
農業経験がない人が就農など第一次産業に従事したい、自分のスキルで地域おこしに貢献したい場合は地域おこし協力隊の制度を利用することもできます。待っていても何も環境は変わりませんので、目的を実現するためには積極的に情報を集めて地方移住の準備をしていきましょう。
Tokyoでなければ給料は安いが家賃も安い
はっきり言って東京と比較すると給与は安いですが、考え方次第では一定レベルの生活を維持することは十分できます。
ズバリ家賃が圧倒的に安い!!
つまり年金生活者など毎月の収入がある程度一定の人にとっては収入が増えるのと同じ効果があります。「年金カット法案」も2016年12月14日に可決されましたが老後の生活設計について不安や疑問を持たれている場合は検討をすすめます。また、業種・職種によりますが、残業は都心周辺と比較的すれば少ないので自分の時間は間違いなく多く取れますので大いに自由な時間を楽しんでくださいね。
また家賃という固定費が下がるのであれば大金を稼ぐ必要は無いわけで、デザイン、コピーライティングなどのクラウドソーシングやECサイトの運営など自分で稼げれる手段を確保すれば、不足分はバイトで稼ぐことで地元の人たちとも自然に交流ができ生の情報も教えてもらえ一石二鳥ですよ。
目的やスタイルに合わせて以下のような方法がありますので、じっくりと大胆に作戦を練ってみてください。少しだけ考え方を変えればきっと実現できますよ。
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