独特の白と黒の模様がなんとも可愛らしいジャイアント・パンダですが、まるでぬいぐるみが動いているようでずっと眺めていても飽きないですよね。なんであんなに愛くるしく見えるのかなと思いますが、その理由は目の周りの黒い模様が微妙にイイ味をだしていからではないでしょうか?
パンダってデフォルトで女子のような「たれ目メイク」
良く見ればアニメじゃあるまいし本当は目は大きくないですが、あの絶妙なバランスの黒模様により目が大きく見えるのですね。しかもたれ目に見えることがポイントでトロンとした目になって何をやっても可愛らしく親近感が湧いてきまよね。
上野動物園のパンダが発情の兆し
そう言えば先日、上野動物園のパンダが発情の兆候が見られたので展示を中止して繁殖準備に入ると発表がありました。今回は成功してカワイイ赤ちゃんパンダが東京でも見られることを陰ながら応援しています。しかし、日本には上野動物園より凄いところがありますが皆さんご存知ですか?
アドベンチャーワールドって知ってる?
南紀白浜空港に着陸する時に上空から見えますが和歌山県にあるアドベンチャーワールドに暮らすパンダ達はなんと7頭ですよ!!恥ずかしいことに私は日本でパンダが見られる場所は上野動物園だけだと思っていましたがパンダを見るなら絶対にここがおすすめです。パンダの展示場所は屋内と屋外に二カ所あります。私が訪れた時は東京の動物園と比較すると屋内・屋外どちらで観てもゆっくりと思う存分パンダの姿を楽しめました。撮影時間は短いですが食いしん坊のパンダが寝たまま好物の竹をバリバリと食べる様子を下記の映像のように近くで十分楽しめますよ。
凄いぞ実績
2003年に「隆浜(りゅうひん)」・「秋浜(しゅうひん)」が日本で初めて双子のパンダとしてここで生まれていたり、2000年にここで生まれた「良浜(らうひん)」は2008年にやはり双子の「梅浜(めいひん)」・「永浜(えいひん)」を出産したりと完全に飼育・繁殖のノウハウ東京を上回っていますね。しかも本家の中国・四川省の成都にあるジャイアントパンダ繁育研究基地へここから何頭も繁殖研究のために旅立っているそうです。最新では2016年9月18日に「結浜(ゆいひん)」が誕生しました。アドベンチャーワールドに暮らしているパンダ達はきっとストレスフリーで幸せに地方生活を楽しんでいると思います。食についても岸和田市及び関係団体の協力で神於山という里山で取れる安く新鮮でおいしい竹がパンダ達を支えているそうです。やっぱりパンダの食事も東京より地方のほうが安い・旨いは間違いないのでしょう。
パンダだけじゃない
もちろんパンダだけでなく各種の動物とも会えますが二番目におすすめはチーターやライオンなどが近くで見れるサファリワールドです。私はあまりに広い園内で少々歩き疲れてしまったので列車タイプの自動車?で無料の「ケニア号」に乗りましたが様々なタイプのツアーもオプション料金で楽しめます。三番目は水族館が併設されていてイルカやペンギン、ラッコ達と出会えます。
絶対に行く価値あり
実は入園料が少々高くハッキリ言って最初は驚きました。なぜなら上野動物園は一般600円です。こちらは水族館もありますがなんと4,100円なのです。しかしながら帰る時にはそれを忘れてしまうほど十分に動物たちを近くでゆったりと観ることができて完全に満足しました。
首都圏からのアクセスは羽田より一日に3便JALが運行していて約70分で到着します。機材はエンブラエル社のE70というまるで観光バスに乗っているような全席2列シートのコンパクトな飛行機です。関西圏からであればJR紀勢本線特急「くろしお」で天王寺駅から約2時間で到着です。レンタカーで足を延ばせば世界遺産の熊野古道なども一緒に観光できますのでパンダ見るなら訪れる価値は絶対にありますよ。
東京にはマネー、人材、技術などのリソースが一極集中していますが活用しきれて無いのでしょうか?都会のストレスという目に見えない感覚を東京のパンダは感じているのではないかとついつい思ってしまいます。南紀白浜で元気に暮らしているパンダファミリーを見ると本当に癒されますし、近くには綺麗な海もあり、ハタ科の高級魚としても有名なクエ料理、熊野古道の神秘的なパワーであなたが都会で感じていたストレスも解消されるかも知れませんよ。