テレワークという言葉を最近良く耳にしますがICT(情報通信技術)を活用して雇用型、自営型と2タイプありますがオフィスなどに出勤しないで時間や場所に縛られない働き方を指します。地方移住して収入を得る方法として重要なキーワードとなります。簡単に言えばインターネットができる環境があればどこでも仕事ができ安倍内閣がすすめる構造改革の目玉の一つである「働き方改革」は総務省・国土交通省が主導して推進しています。
仕事と家庭のどっちを選ぶのか?
在宅勤務であれば両立するのでどちらも諦めません。家族と一緒にいる時間は通勤している時よりも間違いなく多くなりますし昼食も家で食べれますのでコミュニケーションは確実に増えます。女性にとってのメリットは大きく安心して子育てもできて保育園の待機児童問題とも無縁です。万が一、介護が必要な方がいらしても大変ですが両立することもできます。また、通勤というストレスの塊である無駄な時間が無くなるので趣味や自己啓発の時間も十分確保できます。出勤前の身支度も人と会わないので必要がなくなり洋服代やワイシャツのクリーニング代も無くなります。余った時間に更にアルバイトをして稼ぐことも場合によっては可能ですね。
無駄な電話や会議が無く仕事に集中できる
同僚とのどうでもいい世間話や自分と関係のない電話を取り次いだりする必要も無いし、突然のアポ無しの来客も無く自分の仕事に集中できるので仕事はとってもはかどります。また、会議という名の休憩時間?にも参加しなくていいのでアイディアを思いついたらドンドン実行できますよ。
事務所代・交通費の削減
自営型の場合は事務所を借りたりしないので余計な経費が無くなります。また、打ち合わせもSkypeなどのウェブ会議システムでおこなえば交通費も必要ないですよね。
デメリットと言えば自己管理をしっかりしないと家で仕事ができるのでいつも仕事ばかり考えて逆に働き過ぎになる可能性があります。風呂に入っていたらアイディアが浮かんできてPCを立ち上げてパチパチしていたら1時を過ぎていたなんてことも・・・
ノマドのように好きな場所で仕事ができる
かつてのノマド達にとってのエサである草の代わりに電源とネットワーク環境が確保できれば経験や知識を使って仕事はオフィスに通勤する必要もなく自己裁量で好きな場所で働くことも職種によっては可能です。人生は長い旅ですから様々な土地で生活して多くの人と出会い、いくつもの想い出・経験を作り、たくさんの景色・風景を見たほうが私は楽しいと思います。それこそ遊牧民のように自由に気に入った土地が見つかるまで移住を繰り返してもいいのではないのでしょうか。もちろん最初に移住した場所が気に入れば定住してもいいと思いますが、一回の移住で絶対に成功させると決めてしまうと後でつらくなってしまいます。
人生において全てのことが計画通りに進む訳ではありません。計画に無理や甘さがあったり、想定外の事態が発生したり途中で挫折することもあるでしょう。しかし、その挫折や失敗をどうやって乗り越えるか、リカバリーできるか考えることもその時は苦しいでしょうが後になってきっといい経験・想い出になると思います。
まとめ
テレワークという言葉は別として既にこのような働き方はフリーランスの方であれば既に随分と前から実施していると思いますが、企業ではまだまだ評価方法や勤務時間の把握、セキュリティ、社内コミュニケーションなどの問題で導入は進んでいません。残業して長時間働いている人が真面目というような悪しき日本の習慣が残っているのでしょうかね?私がサラリーマン時代の時も有給が○○日残っていると少し自慢するように言っていた同僚がいましたが・・・私は全くためらわずに100%消化していました(笑)
総務省では
「2020年にはテレワーク導入企業数3倍(2012年度比)」「雇用型在宅型テレワーカー数10%以上」
等の政府目標が掲げられました。
少しずつでも「働き方改革」がすすみ働くための人生から地方移住で人生を楽しむために働くという方向へ社会の意識もシフトしていくことを期待してます。移住後の生活についてですが、そんなに心配しなくても間違いなく家賃という固定費は首都圏より安いので、収入は下がってもある程度まじめに仕事をすれば生活は十分できます。都会で刺激を求めてコストを切り詰めて狭いシェアハウスに住むのもいいと思いますが、地方都市でゆったりと住むのも楽しいと思いますよ。仕事は人生を楽しむためにすべきであり、仕事のため・会社のために生きているのではあまりにも寂しいとは思いませんか?
現在の居住地にとても思い入れのある方は別ですが、
なぜそこに住んでいるのか?
そこに住みつづける必要があるのか?
少しでも疑問を感じたら移住を検討してみたら何か発見するかも知れませんよ。
第一次産業に従事されている方や、製造設備を持っていらっしゃる方は仕事のために今の場所を離れることは難しいと思いますが、既成概念にとらわれずに自由に住みたいと思う場所に住んで人生という旅をおおいに楽しみましょう。