あなたが「地方移住したいと」と思われたのはどのような理由ですか?
現在のライフステージにより考え方もそれぞれ異なると思います。
20代で独身の方
30代で子育て中の方
40代で仕事に悩んでいる方
50代でそろそろ第二の人生について考えている方
どんな理由であっても現状を変えて生きていく為に挑戦をすることは決して「後ろ向き」であったり「消極的」な理由だと私は思いません。現状維持でなんとなく時間が経って気が付いたら結局「お金」と「時間」に振り回されていただけの人生は寂しいと思います。
生活するためにお金は必要だが精神的に平穏な生活をしたい
豊かな自然に囲まれて健康的な暮らしたい
海を見ながら暮らしたい
趣味を第一に考えて没頭したい
購入にしろ賃貸にしろ庭があって広い一戸建てに暮らしたい
有機野菜で安心してのびのびと子育てしたい
築100年の古民家に住みたい
老後の収支を劇的に改善し豊かに暮らしたい
100人集まれば100人とも「○○したい」という目的は異なり、人それぞれ多様な理想のライフスタイルがあると思いますが大きく別けて以下の4つのタイプになると思います。少しでもイメージが固まってくるようなヒントとなればと思い紹介いたします。
ギヤップが少ない地方都市タイプ
東京・名古屋・大阪など三大都市圏に住まわれているあなたが急に田舎暮らしに挑戦されると、都会の生活とのギャップの大きさに耐えきれず結果的にストレスを抱えてしまう場合もあります。その場合は政令指定都市(人口50万人以上の市)の中から最初の移住先を選ばれることをおすすめします。

豊かな自然に囲まれた田舎暮らしタイプ
アウトドアが大好きで家の中に虫がいても気にされない、古民家に住みたいなど多少の不便は目的達成の為には我慢できる、地区の行事に参加して新しいコミュニティにもすぐに馴染める方ならこちらのスタイルをおすすめします。

人づきあいが苦手なら別荘地リゾートタイプ
癒しを求めて自然の中でのんびりと暮らしたいが田舎特有の閉塞的な人間関係が煩わしいと思うあなたは別荘地やリゾートマンションへの移住をおすすめします。

研修タイプ
本格的に第一次産業を農山漁村で始めたい方、または都会で身につけたスキルを生かして特産品の販路拡大やPR・新商品の開発などで地域おこしに貢献したい方には地域おこし協力隊の制度を利用することをおすすめします。

移住に失敗しないためには
都会の常識が通用しない場合もあるので移住先の相手の気持ち・感情について考える必要もあるでしょう。また、移住先の天候は十分にリサーチする必要があります。

「○○をしたい」が明確であれば移住自体はあくまでも目的を実現するための手段なので、移住先は絞られてきて候補地も自ずと決まると思います。
一度「やりたいこと」「やりたくないこと」「住みたい場所」を紙に書き出すことをしてみたらいかがでしょうか?書き出すことで頭の中でぼんやりとしていたことが徐々にクリアになりかたちとなってきて考え方も整理されると思います。
時間だけは誰でも平等ですが人生は長いようで短いですよ。ある程度の今後の人生で「○○をしたい」が見えてきたら後は現地をチェックして準備が整えば即実行しましょう。